病い

By saruwatari / On / In さるやん

2008年に中国の上海で撮った写真。日本の昭和の町並みを再現したかのようでしょう?…中国は4回程行ってますが、行くと必ず中国人と口論になる。文化の違いがそうさせると云ってしまえばそれまでなんですが、裕福層以外は皆必死に生きようとしている。小(シャオ)よりも大(ター)が好きな人種。何か自分に不利なことがあるとケンカ腰で突っかかってくるし、ウソも平気でつく。いや、本人はウソをついてる意識が無いのかも知れないけど、しかし漢民族は特にヒドイんですよね。文化の違いは人種の違いであり、建築も都市のつくられ方も同様。そんな中国、帰国間際は「もぅ、絶対行くもんか!」と思っているのが時間が経つにつれ、どうしようもなく「また行きたい!」となるのである。一種の病いかも知れないけれど、妙に居心地が良いんです。こんな裏路地なんか特に…ね!

満ちたる月は過ぎ去りし日の…

By saruwatari / On / In さるふぉと

お月さん、気付いた頃には、欠けている…20日の満月から3日後の今日の月を「居待月(いまちづき)」と呼ぶのだそうだ。月の満ち欠けそれぞれに名前がついてることは分かっていたが、微妙な変化さえ気付かせてくれるように、自然の移ろいがはっきりとしている日本ならではの命名じゃないかと、そう思うのだ。昔の人は自然の変化に己の身を委ねる状態を名前にしていたであろうという事実が、今日の月ときれいにオーヴァーラップするのであった。

あかりのミシュラン

By saruwatari / On / In さるふぉと


…時として、こういった何気ない日常の「あかり」に、ハッとさせられる。
「室内」という雑誌が廃刊になって久しいが、その中に「あかりのミシュラン」と題して、照明デザイナーの面出薫さんと照明探偵団の記事が掲載されていた。照明も脈絡と続く文化のひとつとして捉え、都市の「あかり」について調査したものを採点し評価していた。ボクはなぜか、その「あかりのミシュラン」という題名が無性に気に入っていた。それからというもの、気に入った日常のあかりに、「オォ!コレハタシカニ、あかりのミシュランだ!!」とつぶやくようになってしまった。