第15回JIA東北建築学生賞公開審査

By saruwatari / On / In さるやん

11月8日に開催された東北建築学生賞の公開審査は、今年も滞りなく無事審査を終え、2日経ったいまホッとしたところです。

最後に審査委員の講評で、「今年は去年よりレベルが上がった気がします」 …と、コメントしたところ、懇親会の場でJIA東北支部長に「ほんと?ボクは年々、レベルが下がってると思ってるんだけど?」と、いきなり斬られましてんw

去年今年と、2回連続で審査委員を務めさせてもらったのですが、でも少なくともボク自身は全体的に案の内容にレベルアップの底上げを感じたというのが正直な感想でした。その表現力に物足りなさを感じたのは否めない事実で…突出した案も無かったというのも事実だったワケですが。
ま、学生を褒め倒し、感性を伸ばそうという意味がそこには親心としてあったと読み替えてもらってww

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去年も同様のことを感じたのですが、建築女子がけっこう台頭してきているなぁと。その数も去ることながら実力も同様で、俗にいう肉食系女子に対して草食系男子という構図が地方にも現れてきたなぁと、痛切に感じました。女子の方が論理的でプレゼンも堂々としてる。

最初に郵送されて来た、名前や大学名を伏せた作品資料だけを見て、現場に望むワケだけど、この案は男子の案だろうと思ってると、パネルの前に立ってるのは女子w

あれれ?と、肩透かしを食らい、鳩が豆鉄砲食らって…

サルも木から落ちて面食らうw

これまで男子ばかりの世界だっただけに、薔薇族的ケンチク界は、学生レベルとして総合力の点では確実に女子に持ってかれたような印象だ。今年もそう実感し、今後の女子の活躍を期待せずには居れない、そんな印象の公開審査会だった。

そんな風に感じているボクだけど、ムスメには…ケンチクだけは、止めとけよと云っているw