いま持ってるのはTLM220R。コイツは今の時代にはすごく希少な、国産(HONDA)2ストロークエンジンを積んだ、公道を走れる最後のトライアル車。競技バイクの世界ではいまや2ストは消えてなくなっているらしい。その話しを聞いたときは、半信半疑でかなりショックを受けた。粘りのあるトルクに、瞬発力を備えたエンジンといえば2ストしかなかった時代に、オフロードバイクに乗って林道ツーリングに勤しんだ世代。

家庭を持つのを機に、バイクに乗らなくなってしまった今、その事実を知って「ちょ、まぁぢっすか!?」と聞き返したのを覚えている。20年のブランクは、ちょっとした浦島太郎状態なワケで…笑

で、他に欲しいバイクがある。
それが、TLR250Rという、これも公道を走れるHONDAのトライアル車。コイツは4ストロークエンジンを搭載し燃費も良いので、主にツーリングに的を絞り、トライアルの要素を持ち込みながら、ちょっとした岩場も走れるぜぃ!的にオールマイティなラインナップだったと云えるのかも知れない。当時はそういうコンセプトだったように思う。競技車はとかく2ストオンリーだったので、これで本格的なトライアルをやろうという奇特な存在はなかったと思う。

HONDA TLR250R

これも現在では中古で探すしかないが、中古市場でも非常に人気があって、中々探せない。あったとしても、当時の新車並みの値段で売買されているから困ったもので。まぁ、気長にヤフオクで見つけるしかないと、腹をくくっている。